というのは、あなたは、だいじょうぶだと言っているけれども、一般にはしり抜けだと、こう言っておるのですから、そういう心配を起こしたということは、やはり政府当局の責任でもあるわけですから、その点は後ほど指摘するといたしまして、そういう問題じゃなくして、VOA自体が今日の世界において必要なのかどうか。問題は、むしろ外務大臣の立場としては、そのほうに着目される必要があるのじゃないでしょうか。
野上元
○国務大臣(山中貞則君) 大体郵政大臣が答えられたような措置を一応VOA自体も含めていたしておるようでありますが、ただラジオについて大体もともと難聴地域ではあるようであります。しかしながら、ラジオについての措置がいまだとられていない。その点は今後郵政当局を中心に現地側とよく実情について相談をいたしながら、ラジオについても電波障害のないような措置を講ずる必要があろうと考えております。
山中貞則
○説明員(藤木栄君) VOA自体の性格は、先生おっしゃいますようにアメリカから送られてくる、これは無線で送られてくるわけでございますけれども、そのプログラムを沖繩のVOAで中継するという性格のものでございまして、そこで手を加えて電波を出すというものではございません。ただし沖繩のVOAから電波が出ているということは事実でございますから、これは明らかに無線局でございます。
藤木栄
先ほど放送の内容につきまして概略申し上げたわけでございますが、私どもといたしましては現地に職員を派遣いたしましてVOA自体の施設も見てまいっております。ただ国語と申しますか、先ほど申しましたようにシナ語であるとか、朝鮮語であるとか、英語であるとかいったようなものでございますので的確に把握しておるわけではございませんで、大体そういうようなものであるということは調査してまいっておるわけでございます。
藤木栄